2011年03月01日
【犀尊】。
昨日の[中国国家博物館名品展]のパンフレットを見て、35年前を思い出した。大学の要請で[中国古代青銅器文明展]へ出向させられた。開館前から閉館後の鍵が掛けられるまで何百回と魅せられたのは、この紀元前三世紀の秦国の時代に作られたと言う【犀尊】である。高さ34.6センチ、幅21センチ、全長58.1センチの[犀]の酒器である。偽物とか本物とかを越えて、美しさに震えたのは、この[犀尊]である。それが30年の時を越えて、又目にする事が出来るなんて。幸せという言葉をつくづくと感じさせられた時であった。
お早うございます。そして燗番は。お元気ですか?
今朝も独りぼっちの無言生活者ナタ~シャ亀○で酒。今朝のグランドステ~ジ八幡坂第三スタジオも曇天です。さっき雪がちらつき、[きょうもかよ~]なんて悪態をつきながら、[あれ?引き籠もり]には関係ないジャン。と反省した、あなたのナタ~シャ亀○で酒。
とうとう三月になってしまいましたね。もうじき春がやってくるかと思うと、心が浮き浮きしまうが、小雪が降ってくると、コンの野郎なんて感情も湧いてきます。如何お過ごしですか?
大学の入試で[YAHOO]の[知恵袋]に助けを求めた輩が居ましたが、その英文を翻訳ソフトに訳させ、これで如何ですか?なんて[森の音楽会]みたいなコントがありましたが、[知恵袋]はアホでしょ。
そんな程度なんでしょうね。[科挙]頃からカンニングはあったんですから、[浜の真砂は尽きるとも]でがんしょね。受験だけに。
写真の[犀尊]は盗んでまでも欲しかったな。しょうがね~な。でも本当にそう思いました。アホでしょ。人類の遺産を。
何時ぞや、国立博物館で[北斎]の集大成の展覧会がありました。ああ、この作品はあの美術館にあるんだ~と足を進めながら作品群を見ていると、見掛けない[肉筆画]がありました。
雪降る夕方とおぼしき頃に、女性が傘に付いた雪を払っている肉筆画でありますが、女性の顔は見えません。でもその色っぽい事。
これは初めての作品と感心していると、なんと[個人蔵]と書いてあるではないですか。メラメラメラと憎しみが沸いてきました。
展覧会が終わると二度とまみえる事が出来ないかも知れないからです。人類の遺産では無いでしょうか。
それにしても、今でも[犀尊]は死蔵したいです。巫山戯るな。
では又明日。独りぼっちの無言生活者ナタ~シャ亀○で酒が曇天の春待ち空のグランドステ~ジ八幡坂第三スタジオからお送り致しました。バイバイキ~ン&ポコペン。
Posted by 亀○で酒。 at 11:40
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